千代地区のシンボルであった『千代の松』と『チヨムラサザ』を組み合わせたものである。作者・制定年不明。

『千代の松』
「山伏塚の松」といったが、何時の頃からか「千代の松」と呼ぶようになった。樹齢三百年余、樹高約20米、双幹の名松として親しまれてきたが、昭和36年台風で大被害を受け惜しまれつつ伐採された。

『チヨムラザサ』
昭和7年10月、杉本順一氏が千代村で発見。中井猛之博士が学名「ササチヨムラエンシスナカイ」、和名「チヨムラサザ」と命名した。みやこざさ群にはいるもので、みやこざさに似て節間に細かい逆毛があり、たくには粗毛がある。葉は一層狭く、冬期くまどらない点で区別できる。丈は80~90㎝くらい、茎の直径4㎜、しなやかで小枝は殆どなし。本県の南部に僅かに分布している。